ソビエト連邦コイン集  ソ連No.03(建国1000年記念貨)  

  ロシア史を紐解けば、
ウラジーミル1世は、ノルマン系のルス族の植民を奨励する一方で、980年頃のルーシに伝統的な異教信仰を基盤に据えた国制改革では失敗、数年後のキリスト教導入を余儀なくされました。988年※にはキリスト教を国教として導入、加えて東ローマ帝国皇女アンナと結婚し、キエフ公国の権威を上昇させると共に、当時最先端であったビザンツ文化を取り入れるなど、優れた手腕を見せましたが、晩年息子ヤロスラフと対立、これを討つための準備中に死去(1015年)しました。キエフ公国を初期封建国家といいえるのは、内部に胚胎しつつあった封建的諸関係が12世紀にいたって開花したからだそうです。
ロシア史を専門的に勉強してきたわけではないわたしですが、ロシアの建国をキーエフ=ロシアに持っていくことにはいろいろと議論があるのでしょうが? 1988年を建国1000年と捉えた、この記念コインを収集することで、そのほんの一端ではありますがわたしは知ったのです。
Y210,Y211: Y212,Y215: Y213,Y214
07.03.11追加  07.02.05裕編集
3Roubles
Y210   1988   銀貨
Architecture-Cathedral of St.Sohia in Kiev
キエフ大公国(キエフ・ルーシ) (882〜1169)
キエフはルーシの中心都市で、キエフ大公国の首都として繁栄した。最古の東スラヴ語文献である「原初年代記」はこの頃ペチェールスィカ・ラーヴラ(修道院)で書かれた。12世紀頃からルーシのほかの都市の発展に押されて衰退を始める。1240年のモンゴル帝国による征服時の破壊により、決定的な打撃を受けた。
3Roubles
Y211   1988   銀貨
St. Vladimir,977-1015
ウラジーミル一世(955頃-1015)
中世ロシアのキエフ大公(在位 980-1015)。東ローマ皇帝の妹アンナを妻とし、ギリシャ正教を国教とした。東方正教会で聖人。
資料によって在位978〜などもあり、年代が違います
25Roubles
Y212   1988 パラジューム貨
Monument to Vladimir,Grand Duke of Kiev and Millenium of Christianity in Russia
50Roubles
Y213   1988 金貨
Cathedral of St. Sophia in Novgorod
100Roubles
Y214   1988 金貨
Design of St. Vladimir, 977-1015
150Roubles
Y215   1988 プラチナ貨
Litereture-Chroniller Writing Epic About Grand Duke lgor



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